スクラッチプログラミングをお家で自習する時のポイント
当スクールに通う生徒の保護者様から、ご相談を受けました。
「教室に通うのは毎回楽しいようですが、家で全くパソコンを開かないのですが大丈夫でしょうか?」という内容でした。
私個人の解釈では、言い換えると「まだ一歩が踏み出せていない」状態だと思い、対応策を考えました。
この記事では、お家でプログラミングの学習をする際のポイントなどをお伝えしたいと思います。
プログラミングの落とし穴
当スクールに通い始めた子の多くは、プログラミングを学習することで、マインクラフトやマリオ、スマホのアプリゲーム、スイッチのゲームと言った、有名どころのゲームをすぐに作れるようになると思っているケースがあります。
「プログラミングを学習することで作れるようになる(かもしれない)」という点は、もちろん間違っていません。
しかし、「すぐに」というのは大きな間違いだと思います。
話は逸れますが、小学生が学校でそれぞれの教科をどのぐらいの時間、学習しているかご存知ですか?
文部科学省のサイトには以下の表が掲載されています。
例えば、算数を例に挙げますが、1年生が136時間、2~6年生は175時間となっており、6年間で1,000時間以上も授業を受けることになります。
その他にも、家で宿題をしたり、塾に通う子もいると思いますので、総時間はさらに増えることになります。
算数を習い始めたばかりの子が、いきなり微分積分のような高校数学の問題を解くのが困難なように、プログラミングを学び始めたばかりの状態で、販売されているようなゲームと同じものを作ることは、ほぼほぼ不可能です。
ハードルを下げてコツコツが大切
当スクールでのレッスン時間は通常、1ヶ月で4時間です。
プログラミングをマスターするには圧倒的に足りません。
上達のためにはお家での自習は必須です。
学校のどんな科目もそうですが、基礎はとても大切です。
まずはスクールのレッスンでやった内容をおさらいするためにも、同じものをもう一度作ることをおすすめします。
それが簡単だと感じたら、次に少し改造してみます。
この時もハードルは上げないことがポイントです。
左のネコはタップすると色が変わります。
真ん中は、動きます。
右のネコは、大きくなります。
このように何の意味もないようなものを自習で作ってみることで十分です。
(必ず意味のあるゲームを作る必要はないです)
何がどうなって、どう作用して、どう動くか。
これらを理解することがプログラミングでは最も大切です。
基本的なことを反復練習することで、いつの間にか上達してしまいます。
まとめ
「自分が大好きなゲームと同じようなものを作る」など、目標を持つことはとても大切です。
しかし、その前にもっと大切なのは自習による反復です。
当スクールでは、基本的に保護者様や本人からの要望が無い限り、宿題は出さないようにしています。
理由はプログラミングを自発的に楽しんでもらいたいからです。
今回は、自発的にやりたい気持ちがあっても「やりたいことが思い通りに出来ない」「何をしていいか分からない」という問題について回答を考えてみました。
ここ最近、プログラミングに対する認知率が高まってきたように感じています。
今から始めても全く遅くはありません。
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